2005年10月20日
目的意識が仕事を変える
フリーで仕事をしているからこそ、自分の時間を同人活動に生かしたい。だけど、フリーランスは注文が来たら、どんな仕事でもやらなければいけない。自分のリズムで仕事をするのが難しいのです。
でも仕事に追われるようではダメなんですね。仕事に追われると、考える時間がなくなり、考えないまま仕事をすると、こなすだけのやっつけ仕事になってしまう。信用を失ってしまいます。
カエル先生の ミクシィ日記
こちらを読んで、自分が今回受けもった仕事が、いいように利用されている状態になっていることに気づきました。「……はっ! まさか!」って。
せっかく仕事をくださった相手に「利用されている」なんて、失礼なことだ、と想像もつかなかったけど、それを起点にいろいろ考えをめぐらしたら、なんとも辻褄があってしまいました。
だからこれからは、自分から企画を売り込み、仕事の依頼が来たときも、説得して、自分がやりたい企画を通すように努力をしないといけない。「ありえねーありえねー!」って文句言うだけでは変わらない。
好きなことにお金を払うのは趣味。好きなことしてお金をもらうのはプロです。せっかくだから自分のペースで好きなことやらないと!
「時間を捻出する」っていうのは技術よりも、そうした目的意識にかかっているんじゃないの……かな?
そんなことを思う、フリーになって10ヶ月目の秋でした。
2005年10月16日
深きに就く
出版社に作品を送っても、なしのつぶて。他人の作品の方がずっと良くみえてくる。ぐらつく自信。
若者は、自作の詩を著名な詩人リルケに送り、“評価”を求めた。リルケは返書にしたためる。一番やってはいけないこと——それは他人の評価に一喜一憂することだ、と。
さらに、自身に問うべきは「書くことを拒まれたならばあなたは死ななければならないかどうか」。「書かなくても生きて行けるということを感じるならば、もうそれだけで詩人になる資格はない」
────中村ちよ訳『若き詩人への手紙』より
自身の生命を懸けて悔いなき情熱はあるか──詩人は鋭く問いかける。
これは、人生を深く生き抜く知恵を示している。岐路に立った時こそ、自分に問う。己の全存在をかけても、やるべきものかどうか、と……。
さあ、おのずと答えは出るだろう。再び踏み出す一歩には、決然たる力強さが、こもるにちがいない。
さてさて、昨日こんなメールを頂いた。
先日『えいぎずハイ!』を見る機会がありまして… 余りにも衝撃的で感銘を受けました! 物凄く面白かったです!!随所に散りばめられた数々のネタに笑いと嬉しさが一杯でした。
見終わったときには、「映像作品作りたい!」 とかまで思うようになってました…本当に楽しかったです!ファンになりました!これからもどうぞ頑張ってください(^^)
きゃー!! きゃほー!
やっほー! わーいわーい! うれしいうれしー!
ファンからのメールに一喜一憂するオレ。……オレの悔いなき情熱はどこに!?
2005年10月10日
シスプリ声優陣を東方キャラで配役してみよう
昨日のネットラジオで、赤りんごと話し合っていた内容です。
とてもわくわくした2時間でした。以下結果↓
■■■■ 東方永夜抄バージョン ■■■■
●桑谷夏子
ZUN
●望月久代
レミリア・スカーレット
●小林由美子
霧雨魔理沙
●堀江由衣
鈴仙・優曇華院・イナバ
●千葉千恵巳
因幡てゐ
●柚木涼香
西行寺幽々子
●横手久美子
蓬莱山 輝夜
●福圓美里
ミスティア・ローレライ
●川澄綾子
八雲紫
●かかずゆみ
魂魄妖夢
●半場友恵
リグル・ナイトバグ
●水樹奈々
八意永琳
登場キャラ多い永夜抄は、インスピレーションで、
「この声優だったら?」
というような、“先に声を想像しながら” 手法で模索。
はじめ水樹奈々はミスティアだったけど、キャラ設定をよく見たら変更! だって水樹奈々の歌は魅力的だもん! そして横手久美子の配役に大苦戦! なんか他にいい案ありませんか。
■■■■ 東方萃夢想バージョン ■■■■
●桑谷夏子
ZUN
●望月久代
レミリア・スカーレット
●小林由美子
霧雨魔理沙
●堀江由衣
アリス・マーガトロイド
●千葉千恵巳
伊吹萃香
●柚木涼香
西行寺幽々子
●横手久美子
パチュリー・ノーレッジ
●福圓美里
紅美鈴
●川澄綾子
八雲紫
●かかずゆみ
十六夜咲夜
●半場友恵
魂魄妖夢
●水樹奈々
博麗霊夢
登場キャラがぴったり12人の萃夢想。
「このキャラにはこの声優だろう」
キャラを想像しながら、消去法で模索。
かかずゆみが妖夢だと、どうしても半場姉さんが余ってしまうので、咲夜をかかずゆみにして半場姉さんを妖夢に。すると水樹奈々が霊夢でぴったり! これはかなりしっくりきたのでは!?
■■■■ 東方妖々夢バージョン ■■■■
●桑谷夏子
ZUN
●望月久代
橙
●小林由美子
ルナサ・プリズムリバー
●堀江由衣
アリス・マーガトロイド
●千葉千恵巳
チルノ
●柚木涼香
西行寺幽々子
●横手久美子
メルラン・プリズムリバー
●福圓美里
八雲藍
●川澄綾子
八雲紫
●かかずゆみ
魂魄妖夢
●半場友恵
リリカ・プリズムリバー
●水樹奈々
レティ・ホワイトロック
妖々夢は、ボスキャラのみで構成。するとぴったり12人!
霊夢、魔理沙、咲夜を抜かしての模索。
ルナサをしゅびっちに持ってきたのは、赤りんごの意向。
「無口な小林由美子を見てみたくないですか!?」
う、確かに……。小林・横手・半場の三姉妹。あひゃードキドキする! それにしても千葉千恵巳の位置はテッパンですな。
2005年10月09日
創作ってなんだろう…?
「君は何を望んだの?」
「自分を愛されたものと呼び、愛されたと感じることさ。この地上でね」
────レイモンド・カーヴァー
この詩編の抜粋が簡潔に言い表してくれている。
愛されたい、理解して貰いたいという切なる欲求は、コミュニケーションという、人間にとって必要不可欠な心の営みを論じる上で、忘れられることの出来ない本質へのトビラだろう。
それは、人間を動かすモチベーションであり、日々心の中で生み出されるドラマそのものであり、互いに分かり合うことを理想かつ目標とする創作者にとって、常に発想の出発点として抱き続けていくべき宝のハコのようなものだ。
そのハコを開けて、からっぽの中見を見つけるとき、オレの心は激しい飢えに苛まれる。
それを何か美しいもので満たしたい。満たしたいんだ。
地道で苦痛を伴う精錬作業の結果、日常と思惟との挾間から生み出されるものを渡して、あなたの心に何らかの情緒を喚起させ得ることができれば、それは、“創作”という形で、オレの心は満たされる。
2005年09月23日
新・担当編集さまさま
いま、VTRを納品してきました。大きなヤマが終わった。……寝れそう〜。たくさん寝られそう〜。18時間ぐらい寝たい。ぐっすり。
今月から担当編集の人が新しくなったわけですよ。……あ、こう書くとなんか漫画家みたいね。んで、その人との仕事がとてもやりやすかったんですわ。
校正用のアップした MPEG ファイルを観たら、すぐにこっちのツボをついた感想で誉めてモチベーション上げてくれるし、ちょくちょく「飲み行きましょう」みたいに連絡くれてみたいに、プレッシャーを和らげてくれるし、
炎尾燃の主張を理由に、秋葉原のメイド喫茶に遊びに行ってしまったオレをがっつり叱ってくれるし……
相変わらずスケジュール辛かったけど、楽しかったなぁ。
2005年09月20日
ADVANCE P-mate 2005年11月号にて紹介されました
パソコンゲーム雑誌『ADVANCE P-mate 11月号』の同人ソフト紹介コーナー「同人奉行が行く」にて、映像技術部の『えいぎずハイ!Vol.1』が紹介されました。
たしかに映技の作品は、実のところジャンル的には「同人ソフト」だったりしますの。
2005年09月02日
アジアモード
上野と御徒町との間の高架線路沿いに伸びているアメヤ横丁、通称“アメ横”は、東京で大好きな場所のひとつ。だからこの近くの浅草に引っ越してきた。
衣類、食品から貴金属、高級輸入ブランド品、そして最近増えた外国人観光客をあてこんでの電気製品まで、ありとあらゆる専門店が狭い通りいっぱいにひしめき合っているアメ横。
秋葉原に出かけるついでがあったときなどによく立ち寄るけど、いつどんな時間帯に行っても、店員の威勢のいい呼び声が響きわたっていて、人いきれとそこら中に氾濫するモノの放つ色が目をちらつかせ、頭上を走る電車の振動が皮膚を刺激し、そして生鮮食品と少し湿ったアスファルトの匂いとが鼻に侵入してくるのが楽しい。
まさに「市場」って感じ!
去年、東京のに引っ越すと決めた時、なぜ台東区にしたのかといえば、こんな頭の回路を「アジアモード」に変換してくれる「アメ横」があるから!
猥雑としか言いようがないほどの人、人、人の波がオレを包み、そのにおいを胸いっぱいに吸い込めば、秋葉原でもショッピングをしたことなど忘れてしまえる。
2次元エロ高揚で我を忘れているオタクが、五感を総動員して「アジアの活気」を感じれば、すべてを受け入れてくれるのはここかも、と思わせてくれるし、安心できる。
……という、秋葉原で「エロ同人誌」を大量に買い込んだ罪悪感をなぐさめる所業。
──呼称「アジアモード」。