2008年07月11日
視力矯正手術 「レーシック」 体験談 [ユウキ日記]
うぎゃー『ペルソナ4』が届いちゃったー!
まだ『ペルソナ3フェス』の追加ストーリーをクリアしてないよォ。
どうも。松田優樹です。さてさて、視力矯正手術よろしく「レーシック」を受けて、視力ががっつり回復して4日が経ったんで、どんな感じだったのか、感想でも書こうと思います。長々と書いたのでヒマつぶしにどうぞ。
まず、レーシックについて。
どんな手術なのか、噂レベルで聞いてる人が多いと思います。
「眼球をこじあけて、レーザーを当てる」
って感じだと思います。これ、間違ってません。実際そうです。んで、ほとんどの人が「怖い」みたいな気持ちになるんでしょうけど、オレはまったくそういう意識がなかったので、この手術の理屈、原理にはこの日記ではあんまり触れません。あんまり関心ないからです。患者が真に望んでいるのは治った結果だけなんで。
っていうのは、レーシックを執刀できる医院に行くと、事前検査(無料)を4、5時間みっちりやるハメになるんですが、そのうち半分が「恐怖をやわらげる処置」みたいな対応です。だから、検査を受けるつもりで医院に予約の電話を入れた時点で、だいたい手術を受ける覚悟はできることになります。患者のハードルはやっぱりここなんだなぁって痛感しました。
ちなみにオレには「いいから早く手術してくれよ!」ってイライラするだけでした。
だから、実際に不安にならないための原理に興味がある人は、診察をする医師に詳しく聞くのが一番です。そして、かなり個人差がでる手術のようなので、ブログの体験談とかはそんなに参考になりません。大事なのは、医者を信じることと、手術後の自らがやる処置のこなし方です。とにかく医者に言われたことを守れ通せばいいんです。
んで、もしこの日記を見て興味が出た人のために、日記下部↓にレーシックについての情報を編纂して載せておきました。参考にしてみてください。
さて、オレの話に戻ります。
レーシックを受けたかった理由は、ハンドスプリング(前方倒立回転跳び)の着地の際にメガネが前方にぶっ飛ぶのがいい加減イヤになってきたからです。それだけです。
7月7日、手術当日のこと。
視力検査と医師の診察を受けたあと、クリーンルーム(手術室)手前の待合室っぽいところに案内されます。んで、美容院で着させられる服みたいなの(病衣? 手術着? 手術衣?)と、髪と耳をおおうためのキャップをかぶらされます。包茎手術を受けた時を思い出しますね。
ここに入ってすぐ麻酔の点眼(1発目)をされます。
この待合室でかかってるBGMも、ひたすらオルゴール調のリラックスをうながす曲です。手術前の恐怖からの解放を要求されます。曲は「壊れかけのRadio」でした。
んで、同じく待合室の中にいたオレの前の患者さんが、20代前半ぐらいのずいぶんと可愛らしい、ハン・ヒョジュ似の女性で、別にすることがないのでぼけぇーっと見とれてました。
10分 ぐらい待った段で、手術助手っぽい人が入ってきて、そのハン・ヒョジュ似の女性(以下:ヒョジュっち)に麻酔を点眼ました。するとヒョジュっちが、
ヒョ「あの……」
助手「はい?」
ヒョ「……と、トイレに行きたいんですけど」
助手「えぇ!……トイレですか!?」
なぜここで助手が驚いているかというと、「医師の診察前の待ち時間を利用して、お手洗いに行っておいてください」「これから手術になりますが、お手洗いは済まされましたか?」などと、とにかくクリーンルーム手前以降はトイレに行けないこと強調されるのに、トイレを済ませていない患者が目の前にいるからです。
助手「……え〜とですね……え〜っと」
ヒョ「あの……き……きむ」
助手「え?」
ヒョ「きッ、きき、緊張して…………」
助手「……ちょっと待っててください」
と、クリーンルームに戻って行く助手。たぶん医師に相談しに行ったのでしょう。
オレはというと、おびえきったヒョジュっちの目と懇願する表情を見て、完全に勃起してしまいました。これから目を切るっつーことも忘れて、サディスティックな気持ちが大盛り上がりの大興奮です。マジでたまらなかったです。ありがとう。トイレに行くべきなのはオレか?
そして、戻ってきた助手に連れられて待合い室を出て行くヒョジュっち。オレは別の助手に麻酔の点眼(2発目)をされます。
前の方がいなくなったからと、手術の順番が繰り上がるわけでもなく、ひたすら待ちぼうけ。
戻ってきたヒョジュっちも麻酔の点眼をされて、さらに待つこと5分くらい。ようやくヒョジュっちがクリーンルームへ連行されていきました。んで、オレにも麻酔の点眼(3発目)。
さらに5分待って、
「松田さーん、お待たせしましたー」
ついに視力復活の儀式を行う祭祀場へ。
2度の手順で施術するレーシック。まずは角膜に切れ目を入れてフタを作ります。自分が受けた手術は「イントラレーシック」と呼ばれる物で、レーザーでフタを作します。
案内されて、機械とセットになっている手術台に寝かされました。すぐに麻酔を点眼(4発目)されて、
「もとあこあけてネー」
なんか注意されました。
「え?」
「もとォあこあけてー」
「(ああ、訳:もっとアゴをあげてください、ってことか)」
完全に中国語訛りで注意されました。『らんま 1/2』に出てくる呪泉郷の案内人みたいな口調を想像してください。語尾が「アル」じゃないだけで、完璧にあれでした。
笑いをこらえて、いろいろと指示通りにします。
左目にガーゼがかけられ、右目だけが解放された状態。「あしもとみてネー」と呪泉郷語で言われ、目だけで下方向を見ると、右目にいきなり円状の器具(瞼を固定するもの?)を目の中に入れられました。グっと目が押される感じ。するとその瞬間! 世界が真っ白に! 痛みはないけど、完全に真っ白でなんにも見えない!
待合室で読んだ「手術の手順」に、「フラップ(フタ)を作る際、視界が白くぼやけることがあります」とは書いてあったけど、ここまで完全に真っ白になるとは思わなかったからびっくりですよ。でも、
「たいぢょぶヨー(訳:大丈夫ですよ)」
と直後に言われ、呪泉郷を思い出して落ち着き、いま自分がどういう状況になっているのかは気にせずに医者を信じて、とりあえず抵抗せずにされるがままにしました。するとなんかいつのまにかフタ作りは終わったらしく、同じ作業を左目にも施されました。
んで、めっちゃスピーディに点眼されました。たぶん麻酔(5発目)。
起こされると視力が回復してきて、ぼんやり見えてきました。助手に手を引かれ、別の機械が置いてある部屋の手前のソファーに座らされます。膝に毛布をかけられ、目を閉じて待ってろと言われ、ひたすら待ちます。時間の感覚はわからない。
待ってる最中に、「松田さーん。麻酔ですよー」と点眼(6発目)。
またちょっと待ったら、「準備が出来ましたので移動しまーす」と手を引かれながら別の部屋へ。同じような感じの台に寝かされ、
「もとあこあけてネー」
ああ、同じ人がやるんだ。
両目に麻酔を点眼(7発目)して、まず右目、目の下と上をテープっぽいもので固定され、同じ器具をハメ込められました。麻酔で感触は感じられないけど、たぶん眼球をおおっています。ちなみにものすごいスピーディーです。ひとつひとつの作業が刹那の如く。
んで、緑のランプを見つめろとの指示があり、ひたすらがんばって見続けます。「はじめますヨー」との声で目のフタを取る作業。ひたすら目になんか細い針みたいなので、目をぐりぐりぐりぐり。
「(へぇ、こうやるんだー)」
痛みどころか感触すらまったくないので、別にたいしたことないんですが、眼球を細い針状のものが直に触っているのを見続けるのは、人によっては気持ち悪いのかも。オレは一生に一度見るか見ないかの名場面を大変おもしろがっておりました。
んで、フタが取れると完全に世界がぼやけて砂嵐みたいな見え方をします。
すぐさま「レーザーですヨー」って言われて、
「(ああ、これから視力が回復するレーザーを)」
「おわりましたヨー」
「(え!?)」
なんか一瞬でした。なにがどうなったのか全然わからなかった。するとまたスピーディーにフタを閉じられ世界が復活しました。ビシャって液体を眼球にかけられ(たぶん洗浄)、すぐさま左目に突入。同じくものすごいスピーティーな施術をまさしく眼前で楽しませていただきました。
最後にまた点眼(8発目)。台から起きると、視力検査に使っていたっぽい機械の前に座らされ、光を見ろとの指示があります。
「はい、もんだいないネー」
「松田さんお疲れさまでした。こちらです」
今度は手を引かれることなく助手に案内されて、手術室をあとにしました。手術は無事に終了。そして、気を抜いたらすぐに寝てしまいそうになるものすごく気持ちいいイスに座らされました。
処方された薬の指示を、また別の助手にその場で受け、それについての質疑応答も終わり、保護用のマスクを受けとり、無事に病院をあとにしたのでした……!
保護用のマスクが『電脳コイル』のメガネそっくりだったので、面白がってかけて、デンスケを探そうと外に出たら雨はやんでいませんでした。さすがに雨の中帰るのはまずいと思って、新宿からタクシーでうちまで帰りましたとさ。4220円ナリィ〜。
ってな感じで、現在の視力は両目とも、1.5 ですー。元々 0.1 でした。まだ変動するかもしれないけど、術後には満足しております!
レーシックについての情報
・ レーシック 技術的FAQ
・ 私が受けた病院/ポピュラーな医院
・ レーザー機種の違いによるメリット・デメリット
・ 手術のリスク
・ 検査予約
の5本立てでお送りします。
■> レーシック 技術的FAQ
レーシックに関して一番評判が良いのは上野の「吉野眼科クリニック」です。
ここの院長ブログを見れば、だいたいの疑問が解けます。
はてなの近藤社長もここで執刀を受けています。
映像や経緯を紹介しており、参考になります。
■> ポピュラーな医院/私が受けた病院
よく聞くのが「品川近視クリニック」。
あとは、「神奈川クリニック」「錦糸町クリニック」が3大大手です。
オレは神奈川クリニックで受けました。
品川はエキシマレーザー機械の機種を公表しておらず、神奈川は機種名を表記していたのが神奈川を選んだ決め手になりました。神奈川の方が良い機種を使用しているようでした。一つ下位機種を選ぶのであれば、品川が安価です。
また、神奈川は24ヶ月までは分割支払いに金利が発生しません。
■> レーザー機種の違いによるメリット・デメリット
レーシックはおおざっぱに言うと、2度の手順で施術します。
1.角膜に薄い切れ目をつくりフタのようにして開く
2.開いた部分にエキシマレーザーを当て、角膜の厚みを減らす
「1.」は2通りの方法があります。大手クリニックで行われているのが「イントラレース」と呼ばれるレーザーを用いてフタを作る方法、もう一つは吉野眼科などで行われている「マイクロケトローム」と呼ばれる刃物を使用してフタを作る方法です。
大手クリニックでは、レーザーを使った方が良いとうたっていますが、吉野眼科では「レーザーを使用することで炎症が起こりやすくなる」という説明もされています。
「1.」については、上位機種ほど照射時間が短くて済み、角膜を削る量が少ないとされています。これにより、一度レーシックを受けてから視力が低下した場合も、再手術が可能になります。角膜が薄い人は上位機種しか選べない場合もあります。十分な厚みがあるなら、上位機種を選ぶ必要は無いと思います。
角膜の厚みは、検査に行ったときに測って貰えます。
オレは上位機種でのレーシックを選択しました。
24万円のコンチェルトスーパーイントラレーシックです。
■> 手術のリスク
・40代以降にレーシックを受けた場合、極端な遠視になるケースもある。
(若年層でもありえる)
・エベレストなどの高山に登った場合、眼圧が低くなっているため一時的に視界が白くなる。
・炎症などの合併症を起こしやすい。(術後の点眼をおこたると起きやすい)
・夜間視力が落ちる。
・ハロ・グレア が起こる。
(数ヶ月で「気にならなくなる」といった説明はされますが、治らないと同義)
・半年くらいはドライアイの症状が続く。
・大手クリニックはとにかく待ち時間が長い。平均3時間は待たされるため、朝一番で予約をいれることをおすすめします。
・麻酔が効きづらい体質だと当日がつらい(手術中激痛)
■> 検査予約
慎重にいくのであれば、数カ所の医院に検査へ行くのをおすすめします。
もし、「神奈川クリニック」でOKなのであれば、お電話して検査を受け、手術の日取りを検査後に決められます。
必要であれば、オレから紹介カードをお送り致します。ご連絡下さい。
1万円割引になり、さらに曜日割引も併用できます。(合計20000円割引)
あと、医療保険に加入している場合、補助金が出る可能性があります。保険会社にお尋ね下さい。
こんな感じっスかね〜。
まだ点眼を続けないといけないからそこはがんばってます。
2008年07月05日
第3次 映技スクランブル 写真紹介レポート [サークル]
<写真撮影:湯島のとも>
2008年5月24日、新宿ロフトプラスワン で行われた『第3次 映技スクランブル』。
ご来場ありがとうございましたッ!
当日の様子をおさめた写真をご紹介いたします。
サムネイル写真をクリックすることで拡大写真が表示されます。
開場前・リハーサル
開場の2時間前からイベント準備に追われる映技メンバー。
ビデオカメラセッティング、プレゼント用ポスターの用意、物販ブースの支度、台本チェック・コントのリハーサル等々……あれよあれよという間に時間は過ぎていくのでした。
スクランブル3 開場
正午、ついに『第3次 映技スクランブル』の開場です!
開場した途端、お客さんがガンガン入ります! みるみるうちに席が埋まっていきました。
既刊や委託の販売ブースも大盛況! 売り場担当は「オプティックブラスト」でお馴染みのサイクロップスさんと、らじかる☆えこーず「ユウ」の声優さま。そして、この日だけの限定スペシャルメニュー「映技スクランブルプレート」は早々に完売いたしました! お買い上げいただきました皆さまに感謝です!
『えいぎずハイ!』の各所に登場した小道具をひっそりと配置。気付かれましたか?
イベント開始!
キン肉王家とブリタニア帝国の禁忌を綴った前説ムービーからイベントスタート!
すると、突然「護庭八十四番隊」隊長のパピヨンマスクが乱入! 会場を占拠しコスモ・パピロニアの建国を宣言する。客席に「メガネっ娘主義」を強いるが、“逆上がりができない仮面ライダー”こと、アギトさんの活躍により、我々の命は救われたのだった。
上映&トークライブ 第1部
そしてトークライブ本編がスタート!
お客さんとの乾杯から始まり、ダイジェスト映像、メイキング映像などを上映しながら、『えいぎずハイ!』の歴史を振り返ります。幻想郷からお越しの射命丸文ちゃんは、ペリカンこと不二。ここでは確認できないけど、脚の手入れに余念がない。
さあ全員集合!
スクリーンに映っている「らじかる☆えこーず」の3人はこの日が初お披露目でした。イラストの作者は、モヒカン・グラサン・白スーツのあまのがみだい先生。
出演者たち。パピヨンマスク オン・ザ・メガネ。
机に降臨した魔王さま。当日は figma の発売日でした。そして、プッチャン。あ、よく考えたらどっちも田村ゆかりじゃん。今「般若」って言ったヤツ、おもて出ろ。そしてボクと握手。
ちなみに、箱のまま置かれている figma の「なのは」は、イベント中に松田優樹が誕生日プレゼントとしていただいた物です。感謝。
チキチキ! 第1回スマブラX選手権
プレゼントを賭けての『スマッシュブラザーズX』対戦大会! ロフトプラスワンで本気でスマブラやらせていただきました。
上映&トークライブ 第2部
ゲーム大会の後は休憩を挟み、また乾杯からスタート!
イベントも終盤にさしかかった辺りで、だいぶ緊張もほぐれております。創作のついてのマジメな話なんかもさせていただきました。
最後はお客さんと一体になっての掛け声で、無事にライブは終了!
イベント終了!
退場時には出来るかぎりご挨拶させていただきました。
3時間に渡るライブイベント『第3次 映技スクランブル』。それなりに充実したイベント……だったのではないでしょうか! ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございましたッ!!
このイベントで使用したムービーを再編集したDVDが、今夏のコミックマーケット74にて頒布予定です。惜しくもイベントに来られなかった方はもちろん、追加映像も満載ですから、イベントで観た方にも損はさせません! 皆さま、よろしくお願いいたしますッ!