自分が何を持っているかじゃなく、何を持っていないかがわかることだ。
「昔はポケモン151匹言えたのになあ……」
中学時代、必死こいて覚えてたんですよ、ポケットモンスター151匹。赤と緑、やりこんでました。ポケモンCMソングに、ポケモンの名前をひたすら連ねるだけの歌詞でおなじみの「ポケモン言えるかな?」ってあるじゃないっスか。その歌の歌詞を覚えた頃には全てのポケモンが言えるようになってるアレ。その初期版を「イマクニ?」が歌う前からちゃんと151匹言えてたくらいハマってたんです。っていうか、“初期版”って単語を使わないといけないという事実も今知りました。「ポケモン言えるかneo?」とかあるんだね。へぇ。
今は全部で何匹いるのかすら把握していないけど、中学時代には相当ハマったポケモン。もちろん高校に入ってからも「ポケモン好き」を続けようと思っていました。ただ高校に入学してからの「全員自己紹介」において、まだ自分がオタクであることに誇りを持てなかった当時、適当に「好きな音楽はザ・ブルーハーツです」とか言ってやりすごしていた当時ですよ。オレのうしろの席のヤツが、
「好きなゲームはポケモンです!」
って言ったんですよ。堂々と。
ご想像通り、彼は3年間「ポケモン」と呼ばれ続けました。本当に呼ばれていました。言われた瞬間は「オレの方がポケモン好きだよ!」とか思っていたので、けっこうショックでした。中学時代は授業中の私語で、堂々と「ときめきメモリアル」の攻略について周りに聞こえるぐらいの勢いでしゃべっていたオレでしたが、この「ポケモンと呼ばれ続ける」というとてつもなく恥ずかしい事象を目にしてから、世には、社会には、“年相応”っていう目に見えない常識、“その年齢”だからこそ面白いと感じる出来事、“若い自分”という輝かしい過去を繰り返すことができないという事実……とか、そういうのが存在するんだなと体感したわけです。
サンシャインクリエイション25の打ち上げ時こと──
オレは、そんな自分の経験も踏まえ、世の事象や身近な例を挙げ、そこから“年齢”に関しての論証のすじみちを立てながら語り、
「だれも“生きいそげ”なんて言ってくれない」
という『G戦場ヘヴンズドア』に出てきたセリフを、話の結論に持ってくるためだけに理論武装をして……したりして……
したりして……
自分に言い聞かせていました。
……もう23歳です。 でも、でもオレは大丈夫です。寂しくないです。
強がりじゃないです、たぶん。
どもども。埼玉から来ました松田優樹です。将来の夢は「パプニカのナイフ」というテーマでポエムを書いてくれる女性と結婚することです。
っていうか、射尾卓也ぢゃぁーん!
……いつもみたいに全ページの紹介がなく、適当なのは、他の雑誌のオタク記事が非常におもしろく、ついつい比べてしまったからです。SPA!を読みたくなった人は買いましょうね。
ええ、ええ、本当に紹介したいのは、今月の
お、おもしれーっ!
日光の猿を殺して食べて、死骸をアレしちゃったことにより、前号で最終回をむかえた『裏BUBKA』。エンターテインメント誌に生まれ変わる際の予告で「リニューアル次号はガンダム特集!」なんてほのめかしていたので楽しみにしてました。ウソです。編集部員から直接聞いてました。楽しみにしていたのは本当です。
んで、読んでみたわけですよ! 熟読してみたわけですよ! お、お、おもしれー! なによりこの「読ませ方」がおもしろい! ガンダムファンにとって、その記事があとあと心に残ってトラウマになるような文章があるなしに魅力があるんじゃなくて、自分みたいに「ガイアギアはドラマCDを聞いたから読まなくていいや」などという惰性に近い形でガンダムに触れてきたへたれファンにはもってこいのネタ本! 「ネタになる本」と思わせるキャッチーな作りなのがカッコイイ! すごく面白いんだけど、ネガティブな文章が満載なので、自分の“好き”のベクトルは記事へは向かないんだけど、リニューアルの第1号としては、知っちゃうと嫌いになっちゃうようなことまで知って「好き」になる……というコンセプトがすごくわかりやすかったんですよ。すげーなぁ、ウラBUBKA班。
……と、ここまで自分が勤めている会社の雑誌のことをWEB日記で紹介しまうと、なんか自分の作ってる雑誌のことも、もっとネットで晒してもいい気がしてきました。今日渋谷でヤクザに追っかけられたこととか。
2004年9月上旬の映像技術部 - 部活動日記 [過去ログ一覧へ] 次の日記へ→