[2004年3月14日 神崎ちろライブ]
[2004年3月14日 神崎ちろライブ]
みなさんご存じの通り、映像技術部は「神崎ちろファンサイト」として世界に名を轟かせています。
はい、女神と会ってまいりました。
はい、女神と握手してまいりました。
……つまり！
ちろライブに行ってきたぁー！
神崎ちろのライブに行ってきたぁー！
女神・神崎ちろのシスプリメドレーきたぁぁー！
神
崎
ち
ろ
の
シ
ス
プ
リ
メ
ド
レ
｜
き
た
｜
！
生きてて良かった。
────レポート更新中ぅ……。 とにかく死ぬ気で書けよオレ。
『はっぴぃぱぁてぃ』
明るく楽しく元氣よく！ をモットーにした声優事務所『元氣プロジェクト』の女性タレントのオフィシャルファンクラブ『元氣倶楽部』の
ひな♥まつりイベントに参加してきました。オレこと松田優樹と、不二と、おけ兄の３人で行きました。
え〜と、はなっからぶっちゃけます。
このイベントは、 「倶楽部」のライブですから、たくさんの出演者がいるわけですけれども……、オレらは、完全に“神崎ちろ目当て”ですよ！ はははははっ！ ちゅるりら！ 僕らはちろを応援しないとね！ ちゅるりら！
でもネットからの情報だと、どうにもイベントの内容が伝わってこないので、正直、不安でした。 普段、ちろを応援しているはずの僕らに対するファンサービスですよ、今回のライブって。イベントに参加して生ちろをたくさん見られるのか不安でした。
だけど……
だけど、チケットを買った時に配布されたチラシを見たらどうだろうか！
ぱっと見て、メインです。
いやがおうにも期待が高まりました。イベントへの入場は予約順なので、順番待ちの時間帯が発生します。その間、ドキドキドキドキしっぱなし！ 勃ちっぱなし！ 痛い！ 胸も痛いし股間も痛い！
あまりの緊張に、いろいろと気を紛らわそうと、
「オレ、ライブ中に“愛してる”って、叫ぶわ。 ちろ愛してる！ って。叫ぶわ」
これは結局、本当に実行にうつすわけですけど、この頃は、緊張を紛らわすためにほざいただけです。
……いや〜、それにしても、
それにしても……
それにしても……
それにしても、千葉千恵巳にそっくりな人がオレのすぐ隣にいるなぁ……
……んん〜？
千葉千恵巳だって？
うわあああああああああああぁぁ！
お゛うあっ！ あ゛うおっ！
千葉千恵巳だ！
ちばちーだ！
ち、
ち、
ち、千葉千恵巳だ……めっちゃキレイだ。 すげー美人だなぁ……。
この時点では、本当に彼女がこのライブに来ているのか疑わしいんですけど、ちょっと聞いてください。オレって、人の顔を憶えるのって、けっこう得意なんですよ。
そのクセに、名前を憶えられないことが多いので、
「あー、名前を思い出せないや……とりあえず、全部憶えてないフリしちゃえ」
というようなこともしたり……。
いくら顔をなかなか出さない声優さんでもさすがに声優雑誌には載ってるでしょ。まぁようするに名前さえ覚えてしまえば、ばっちり憶えているわけですよ。オレに憶えられてかわいそうなちばちー。プライベートでライブに来てるのに。……ごめんなさい。
こないだのサンクリ22で、オレが、
「いま氷上恭子がいた！ あそこにいるのって氷上恭子でしょ！ ねえほら！」
って言っても誰も信じてくれなかったけどね……でもさすがに氷上恭子はわかるだろー。いたと思うんだけどなあ。
……うん。 ちばちー。
会場に……、い、いてもおかしくないよね！ だって声優さんのライブなんだし……はは、はははははっ！
しっかし、美人だなぁ、ちばちー。っていうか、こんなに小さかったのかぁ、ちばちー。 写真やビデオを見ると。けっこう大きく見えるよね、彼女って。スタイルいいからかな。きっとそうだ。
んで、オレが、「あの人、ぜったい千葉千恵巳だって！」 って言っても、なかなか信じない不二に対して、ちょっと本人に聞こえるぐらいの音量で、
「よく見ろよ！ おまえ、何回“天使のシアワセ”見てんだよ！」
……ぐるン！
ものすごい勢いで、こっちに振り向くちばちー。
あわてて目をそらす勇気のないオレら。……本人に確定されました。プライベートなのにごめんなさい。
「ねぇねぇ、まだ来てない友達がいるんだけど」
ちばちーは、地声もどれみでした。
「あ、来た来た！ こっちこっちー！」
ちばちーは、地声もななかでした。
プライベートなのにごめんなさい。
…………ああ、飲んでる。飲んでるよ。ちばちー飲んでるよ。
さすが、ちばちーだ。
そりゃ飲むよなぁ……
[ Illustration ２６ ]
あちゃ〜
ごめんなさい
────レポートまだまだ更新中ぅ！ とにかく死んでも書け
「あんまりサンクリで金を使うなよー！ ちろに花束買っていくんだから！」
これは、ライブ当日のこと。その日に開催されていた同人誌即売会『サンシャインクリエイション23』において、シスプリ同人誌のみに2万円も使ったオレことバカに対してのおけ兄のツっこみです。これを発言した瞬間のおけ兄は、マジでかっこよかった。輝いてた。ちろは幸せだ。うらやましいくらいだ。
そして、この花束といっしょに送るためのメッセージカードも作りました。ネタの連動性を重視するなら、ここに載せた方がいいのでしょう！ しかし！ そのカードは「神崎ちろ」という一人の将来有望な声優さんへ送るためだけに用意したカードなので、このサイトの閲覧者さまでさえ見せるわけにはいきません。ごめんなさい。
さて、そのカードを用意しているうちに遅れそうになり、タクシーでイベントの会場である「LIVE GATE」に向かう我ら“ちろ三人衆”、略して「ちゅるぱく」こと、オレと、不二と、おけ兄……。“予約順で入場する”ってことは、事前に知っていたはずなのに、ものすごい勢いで行列への割り込みをかました「ちろのせいで周りが見えてない尊敬すべき社会人」がいたんですけど、誰かは書かないでおこう。
そして、入場して、ひとつ気づいたことが！ 会場をモニターするために使用している「LIVE GATE」のビデオカメラより、映像技術部が作品制作に使っているビデオカメラの方が、高級でした！ ちょっと自慢したい。おりゃー。
────イベント開始！ テーマソング熱唱！
唐突に、元氣倶楽部のテーマ『Find a way！』がかかった！ ……らしいです。
“らしい”っていうのは……
もう！ ね！
ヤバイ！
ちろしか見えん！
ちろにいっぱいいっぱい。
「準備していた想像」を絶していた。
ちろ
か、かわいい。
可愛い。
かわいい……
そしてちろが一瞬……
「海羽」に見えた
ライブので神崎ちろの髪型は、まさに
もろかぶってるの！ ……微妙に不二に負けたと思った。ちなみに、この「海羽」って娘は、不二の作った
んで、我らが神崎ちろは、歌ってる間、しきりに肩からずり落ちてくる服を直そうとしてました。 あれは、「常に肩が出るタイプ」の衣装です。なのに気になってしょうがないらしく、肩を隠そうとするちろ……。年末の『しすぷりバンドRePure（仮）』のライブのちろを彷彿させる天然ボケっぷり……
っちゅーか可愛いすぎ
そして、横にいたおけ兄は、彼女たちの踊りをちょっと見ただけで振り付けを覚えたらしく、出演者と一緒に踊ってました。さすが毎週クラブに行ってるだけのことはあるなぁ。……って、オレもおけ兄をマネしてみたらすぐに覚えられました！ ユニゾンユニゾン♪ テンション上がるぜ！
まぁ、そんなこんなで、元氣倶楽部のテーマ『Find a way！』は、
跳びはねまくり。 足が死ぬ
────ドラマＣＤ一部公演 「桜桃女学院 生徒会」
元氣倶楽部のCD Vol.3 に収録されているドラマＣＤの一部を舞台上で演じてくれました！
もちろん「学園モノ」ってことなので、出演者の方々もそれっぽい生徒の衣装を着るわけなのですが……。かわいらしく登場してくるちろを目で追うと……
うわっ！
ちろっ！
あんですとーっ！？
海羽にかぶりすぎ！！ ……完全に不二に負けたと思った。
不二も 「あのとき、オレとちろは繋がってる！ って思った」って言ってた。ちくしょー。
んで、このドラマの上演中もやっぱり思ったんですが、ちろが一番“存在感”がありました。彼女が一番“華”がありました。他の役者さんが演技している時でもちろに目がいっちゃいます。目で追います。いい声優だよ。神崎ちろ。もっとアニメやれ。
────ソロコーナー
ようするに、元氣倶楽部の皆さんのいろんなショータイムです。
みんなそれぞれ か な り おもしろかったんですけど……、戦隊モノのコントショーとかもあったんですけど……、ここでいろいろ紹介しようと思うんですけど……、
……無理！ 無理だ！
だって……
だって……！
《神崎ちろナレーション》
「それでは……」
「今まで一度もやったことのない」
「コレをやらせてもらっちゃいます！」
「うふっ♪」
「すっごく想い出に残っている役……」
「シスター・プリンセスの」
「鈴凛ちゃんにちなみまして……」
「シスター・プリンセス……！」
「メドレーっ！！」
カクン……ッ
この瞬間、
うれしさのあまり
膝から落ちるオレ
「さ、最高だ。 ああぁ……来て良かった」
「笑顔がーいちばーん！
やーっぱりーねーっ！」
へい！ へい！ へい！
ああ……
いつまでも……
どこまでも……
あなたと一緒にいたかったあの空間……
この思い出を大切にします……
────はっぴぃぱぁてぃ。
「神崎ちろのシスプリメドレー」の曲目はこれです。
……すご。
すご。……いったい誰だよ、この選曲をしたのって。『MIX JUICE』とかもう最高〜！
そして、神崎ちろなのに、鈴凛なのに、キャラクターソングである『ラブの秘密』がありませんでした。これはきっと、オレらみたいなシスプリバカに、「次のライブこそ『ラブの秘密』を歌うに違いない」とか期待高まる予想をさせて、次回の神崎ちろのライブを大成功させようというプロデューサーの意向に違いない。
ほらほら！ 「次回の神崎ちろライブ」だってよ！ 楽しみだなおい！
……いやはや跳んだ跳んだ。 跳んだ跳んだぁ。
あの瞬間、中学時代バスケ部だった自分を神降ろしてた。垂直跳び80cmだった自分に甦ってた。めっちゃ跳んでた。めっちゃ叫んでた。あははは♪ なによ。シスプリってことで盛り上がってるよ、うん。 あれ〜？ いまここってライブ会場だよね？ 斜め前にいる「たかが声優ライブで、そこまで盛り上がってんじゃねぇよ」 って怪訝な顔でにらめつけてくるそこのお兄ちゃん。またそうやって可憐をからかうんだから〜♪ まったくもう！ お兄ちゃんは！
こちとらおけ兄とちろを語り合って好きな音楽を語り合って八極拳を語り合って徹夜してサンクリに行ってシスプリ本を２万円分買うほど会場を歩き回ってすでに足が棒なのに痙攣してるのにライブ会場で跳び回ってるんだちろのために盛り上げてるんだおまえらも跳べや盛り上げろや
な〜んて可憐言わないよ〜♪ まったくもう！ お兄ちゃんは！
────レポート更新中っ！ なんとまだ書いてます。
これは、出演者たちによる握手会のあと、僕らのヒーローが神崎ちろに渡したイラストです。
────アンコールも終わり……
アンコール終了のあと、会場の照明も一気に点いて、「……！？……ああそうか……ここって、ライブスタジオなんだっけ……」と、まさにイベントが終わったことを告げられました。ふぅ。楽しかった。元氣倶楽部さいこー！
ぞろぞろと会場をあとにしていく観客たち。会場の熱気がどんどん下がっていきます。しかし、一部の連中の熱気は下がりません。そうです。握手会待ちです。
前座で、「最後に握手会があるよー！」と言っていたのが耳から離れません。カッコつけて表現するなら、好きな声優さんとのときめきの待ち時間。卑猥な表現をするなら、
はぁはぁ 神崎ちろと握手はぁはぁ
……さて、待ってる間、元氣倶楽部のグッズを買う列に並ぶちろ三人衆もとい“ちゅるぱく”。売り子さんは前座をやっていた女の子たちでした。声優のたまごらしい。 ……と、若いおにゃにょこたちを視姦し、それを堪能していると……
ぞろぞろぞろぞろ……
出てきましたよ！ 元氣倶楽部！ ちろ！
────ダッ！
一目散に花束を取りにコインロッカーへ走るおけ兄！
……か、カッコイイ…… カッコイイぃーっ！
もともとイケメンのクセに……！ ちくしょー！ いいとこ取りかよ！
戻ってくると、颯爽と出演者たちの方へ向かったおけ兄。オレと不二も限定版のCDを諦めて僕らのヒーローについて行きました。
ファンクラブ会員とオレの神崎ちろが、微妙なアイコンタクトを始めそうになっていたところに、強引に割って入っていく僕らのヒーロー。たのもしい。かっこよすぎ。
────そして、神崎ちろに近づくおけ兄……
「神崎ちろさん」
「はい！」
「これ、ちろさんに花束を……」
「え」
「僕ら３人からのプレゼントです」
「わー！ ありがとうございますー！ わぁ〜♪」
「お金は僕が出しました」
オレ 「おい！」
……まぁ、いいけどね。ヒーローだし。
そして、用意しておいたメッセージカードも受け取っていただきました。
────そして、神崎ちろに近づくオレ……
「神崎ちろさん」
「はい！」
「あの……握手を……」
「あ、はい！ えっと」
……ぎゅ
「あはは、汗かいちゃってるね。ごめんなさい」
「あ、じゃあそれ、ボクが舐めますよ」
「あらホント？ じゃやってもらえるかしら」
ペロ
「……ん。んあ」
ちゅぱ
「……こっちも」
ちゅっぱ
「あはん」
ちゅぅぅ────
「ああああぁぁぁん」
マヌーサとかテンプテーションとか
────ボクらは神崎ちろとの握手を終えて……
なかなか帰ろうとしない不二……。
オレ 「もう帰らない？」
不二 「はぁ！？」
オレ 「いやいや、ライブはもう終わったのに、会場にいつまでも意地汚く居すわるような失礼なファンじゃないんだよ。オレたちは。な？」
不二 「えー」
なんか適当に、それっぽい理由を言って帰ろうとしてるオレ。
あ、あのね……、自分……もう恥ずかしいんですよ！
上演中に……、
「あ゛あ゛あ゛愛してる！
ちろちゃん！ 愛してる！」
って叫んでいたことが！
ライブの熱が冷めたせいで急に、ゾクッと恥ずかしくなりました。
……出口に移動し始めるおけ兄。
オレ 「あ、やっぱ、おけ兄も帰っちゃう？」
……！！ …………ぐるん！
きびすを返す おけ兄。
何か「やり残したこと」を思い出したかのように、ちろの元へ向かう彼…………そして、その彼について行くオレと不二。
────また神崎ちろの元へ
オレたちとちろの間には、ファンクラブの連中がいるので、ちろからオレたちは見えません。
おけ兄 「紙とペン！ はやく！」
…………？？
────ピン！ （ロマサガ風に電球が出た感じ）
オレ 「はい！ シャーペン！」
不二 「はい！ スケブ！」
おけ兄 「でかっ！ もっと小さいのはないの？」
不二 「なに言ってるんですかい！ はやく鈴凛を描いて！」
おけ兄 「……え？ な」
オレ 「そうだよ！ はやく鈴凛を描かないと、ちろが帰っちゃうよ！」
おけ兄 「……は？」
２人 「はやく！」
おけ兄 「……いや、ちろの衣装をスケッチするだけだよ……？」
不二 「いやいやいやいや、鈴凛を描いて……」
オレ 「そうそうそうそう、応援メッセージを添えて」
２人 「ちろに上げるんでしょ！」
────……え
おけ兄「ええぇぇぇぇ！？」
あのときのオレと不二の思考は、完全に一致してました。息が合うとはまさにこのこと。
────なんだかんだで鈴凛を描き始めるおけ兄
さすが鈴凛専門の絵描きさん。ソッコーで鈴凛を描き終えました。
ちろの衣装を着ている鈴凛ちゃん
そして……
「神崎ちろさん」
「は、はいー！」
「こ、これも受け取ってください」
「え、はい」
「…………」
恥ずかしさからか、顔がうつむくおけ兄。
「きゃー！ かわいー！」
顔を上げるおけ兄。
「ありがとう！ 大切にするね！ えっと」
「映像技術部さん、っていうんですか？」
…………！！
３人 「はい！」
「ホントにありがとー！」
３人 「応援してます！」
なんと！
神崎ちろの口から「映像技術部」の言葉が！
ひゃっほー！ やったぜ！
さてさて、いつのまにかおけ兄も映像技術部員になっていた今回のイベント。
すごく楽しかった今回のイベント。
やっぱりこれでしめましょう。
ああもう！ 来て良かった！
ライブ会場をあとにした僕らは、営団丸ノ内線で、帰路きろキロきろぉ〜。
「今日はホントに楽しかったな！」
まだまだ熱は冷めません。
────プルルルルルッ プルルルルルッ
「……はい、もしもし」
「ち、ち、千葉千恵巳を見た！ 見たー！ かっくらってた！ かっくらってたよ！ ねぇねぇねぇねぇ、酒をかっくらう雛子を描いてよ。描いてねー。じゃあねー」
────ピッ
彼は本当に描いてくれました。いい友人を持ったなぁ！
────プルルルルルッ プルルルルルッ
おおっと？ オレの携帯に着信だぁー！
「……はい、もしもし」
「わたくしテレビ朝日『銭形金太郎』の────」
「あ、どうも！ あの申し訳ないんですけど、いま地下鉄なんでまたあとでかけ直します」
────ピッ
『銭形金太郎』 きたー！ もしテレビに出演できたらみんな見てね。
