“岡崎律子”wrote:
可憐の曲は第1話だったこともあり、最初から言葉で言いすぎたくなかった……。リリカルなイメージが伝わればいいなっていう願いが込められている曲です。最終的には、ハープやチェロ、オーボエで彩られましたが、もともとはピアノ一本で作った曲です。可憐もピアノを弾く女の子ですし。
“岡崎律子”wrote:
衛の曲は一番先に私の中から出てきた曲なので、特に印象的です。『素顔』というタイトルは、衛の内側にある女の子らしいところを言いたかったんですね。女の子が持っている素直な内面をストレートに言えた気がして、自分で歌っていても胸にグッときます。好きな人の前では一番素直でいられたらよいなぁと思って(笑)。
“岡崎律子”wrote:
この曲を作っていたころ、1日がんばって何もできないときがあって、眠る時が一番嬉しかった(笑)。ストレスを全部ベッドに預けて、もうこれで今日は終わり……。苦しいときって引きずりがちですよね? だけど明日になればまた新しい日がくる。だからこそ「Sweet
dreams(いい夢をね!)」なんです。
“岡崎律子”wrote:
雛子の曲は、何も考えないで好きなのってかけ出す心。高い音が出るピッコロトランペットを使って、音符まで気持ちよく踊っている感じ(笑)。このアルバムは、ミュージシャンと一緒に歌ったときのテイクを採用したりしていますが、これもそう。一般的にレコーディングというとオケと歌を別に録る人が多いんですけど、同時に録った方がみんなで演奏している楽しげな様子や勢いが出ますね。自分でも歌っていて気持ちよかったです。
“岡崎律子”wrote:
花穂の場合、笑顔でお兄ちゃんを元気づけたいというとこが印象的に残ったので、『笑顔にはかなわない』という曲になりました。やっぱり笑顔って大事ですよね。笑顔を見ることができたら、それだけで幸せになることもあるし、自分も誰かのそんな人になりたいなって思うし……。
“岡崎律子”wrote:
映像と音楽の一致という部分で好きなのが、鈴凛の『reminiscence』です。私は、鈴凛の何の話がアニメーションになるのか聞いてなくて、自分の一番印象に残ったエピソードからイメージを膨らませて音楽にしたんです。そうしたら、そのエピソードが偶然にもアニメ化されて……。胸の奥に残っているかすかな願い、いつも思い出しはしないんだけどかならず心の中にあることを言いたかった。歌詞に登場するラジコンの描写は、私自身の思い出にも実際にそういうシーンがあるんです。鈴凛の回のアニメもスペシャルに好きでした。
“岡崎律子”wrote:
今回のアルバムの中で一番大きな挑戦(笑)。曲が頭に浮かんできたときからジャズだったので、これはもうジャズのミュージシャンに存分にやってもらおうと思って。発想の始まりは千影の魔術好き。やっぱり不思議な力が働く瞬間ってあるなぁ、というとこに焦点がいって。自分の書いた歌詞が、あとから読むと予言的だったり……。自分が思い描いていたことが現実に反映することって絶対あるなって思いながら、この曲を作ったんですよね。
“岡崎律子”wrote:
この曲は今朝も自分の部屋でずっと聴いていたんですけど、街を駆けていく四葉のイメージが浮かびますね。終わるともう一回聞きたくなっちゃう。エンドレスな感じで(笑)。アコーディオンはヴォーカルの気持ちで弾いたんです! よく聴くと音が転んだり、走ったりしているんですけど、そのスピード感が四葉らしいかなって(笑)。
“岡崎律子”wrote:
ロンドンで録音した弦楽器がロマンティックで感動しちゃった(笑)。私、けっこうワルツが好きで、何年かに一回、ワルツが出てくるんですよね。この曲で私が一番受け取ってもらいたかったのは、何があろうと素直さと勇気と愛があれば平気っていうこと。そういう生き方をしてみたい(笑)。
“岡崎律子”wrote:
実は鞠絵の曲はもともと春歌のために用意した曲だったんです。でも監督の宮崎なぎささんがお聞きになって、これは鞠絵にって。鞠絵は日本的なよさを持っている女の子のイメージがあったんですけど、障子にふすまにっていう日本的ではなくて、外国人が抱く東洋のイメージ。それで胡弓がピンときて……。今まで使ったことのない楽器だったのでこわかったんですけど、心配する必要はなかったです。音色を聴くと涙腺を刺激されますよね。
“岡崎律子”wrote:
白雪はお料理が得意ですよね。忙しいと外食するしかないけど、どこか満たされない……。自分のために、誰かのために、ちゃんとお料理をシェアする時間も大事だっていう日常生活の基本的なことを歌っている感じです。白雪の曲を作っていたとき、いろんなものを大切な誰かとシェアするのが大事だなって実感しましたね。
“岡崎律子”wrote:
咲耶は一途で向こうみずなのに、すごくおくびょうな一面を持っている印象がありましたね。友だちでも恋愛でもない微妙な関係……。それが歌詞にも出ていますよね。『Romantic connection』というタイトルは、イギリスでレコーディングしたときに耳に飛び込んできた言葉。その響きが素敵に思えました。
【
『Romantic connection』(士郎)】